



ということで前回、前々回からの続きですが、今回は偵察部隊、第11偵察隊の車輌から。
バイクとか、レーダーとか軽装甲機動車とか87式偵察警戒車です。
バイクはカワサキモータースジャパン(川崎重工業から分社したバイクとか汎用エンジンの会社)謹製のオフロードバイク、KLX250をベースとしたものだそうです。装備品展示にも展示してあり、実際に乗る(跨がる)ことができましたが、脇の説明パネルに「市販車」って書いてました。
もちろん必要な追加装備は入っているのでしょうけれども。
四角い箱が乗った1 1/2tトラックはレーダーと言ってました。Wikipediaに言わせると日本電気(NEC)謹製の85式地上レーダ装置 JTPS-P11だそうです。そういやNEC社長名で(祝賀会食の祝電コーナーに)お祝いの電報が届いていたな……
しかし、Wikipediaの当該レーダー装置のページにそこそこ詳しいレーダーの性能が掲載されてるんですが大丈夫なんでしょうか。まあ、制式要綱(仕様書)や朝雲新聞社の自衛隊装備品年鑑とかを参考文献にしているので、まあ大丈夫なんでしょうけれども。
軽装甲機動車は小松製作所(コマツ)製だそう。これ、偵察部隊のみならず普通科部隊でも行進に加わってましたが、代表して偵察隊の写真でご容赦いただきたく。
87式偵察警戒車も小松製作所(コマツ)製。しかしこの手の車輌コマツだらけだけど、それでも防衛事業から撤退しなきゃならないのだから厳しい世界だなぁ、と……


つづいては第11通信隊。野外通信システムを搭載した車輌が行進します。
3 1/2tトラック上のシェルター(箱)を「謎のシェルター」と書いてますがこれもおそらく野外通信システムの一部なんでしょうね。
野外通信システムそのものはNEC謹製だそうですが、野外用の電話機なんかが沖電気納入だったりするそうです。


続いて第11特殊武器防護隊の車輌です。
NBC偵察車は、NBC兵器(核=Nuclear・生物=Biological・化学=Chemical)対処用の車両で、小松製作所製。
除染車は 3 1/2tトラックに2500ℓのタンクと加温装置を備え、化学物質や放射能物質の除染に用いる車輌です。除染材料(タンクの中の薬剤や水)の散布装置も備えているそうです。



続いては第11高射特科隊の車輌です。
この辺になるとなるほど軍隊もとい自衛隊っぽい火力感あふれる車輌になってきますね。
とはいえ、先に来たのは対空戦闘指揮統制システム ADCCS(Ⅱ型)。つづいて高機動車に搭載された93式近距離地対空誘導弾、そして3 1/2tトラックに搭載された91式短距離地対空誘導弾(通称短SAM)です。
今日のところはこの辺で。